こんにちは、ぬりはるです!
最近、「円安、円安」とニュースで連日耳にしますよね。
でも、実は「円安ってなんだっけ?」と思っている方も少なくないのではないでしょうか。
なんとなくわかっているつもりでも、人に説明するのは難しいですよね。
今さら人に聞けないと感じている方もいるかもしれません。
そこで今回は、「円安」と「円高」についてわかりやすく解説します。
経済の基本を理解することで、日常生活や家計管理にも役立てましょう♪
ちなみに、今年(2024年)の初めは1ドル=140円台でしたが、
4月29日に1ドル=160円を突破しました。
これは1990年以来、34年ぶりでした。
さらに6月26日に1ドル=160円39銭をつけ、1986年依頼、38年ぶりの円安となりました。
このような為替の変動が私たちの日常生活にどのような影響を与えるのか、一緒に見ていきましょう。
円安・円高とは?
円安とは、円の価値が他の通貨に対して低くなる(弱くなる)ことを指します。
例えば、1ドルが100円だったのが105円になると、円の価値が低くなった、つまり円安になったと言います。
要するに1ドルを買うためにより多くの円が必要になるということです。
円高とは、その逆で円の価値が他の通貨に対して高くなる(強くなる)ことを指します。
例えば、1ドルが100円だったのが95円になると、円の価値が高くなった、つまり円高になったと言います。
1ドルを買うために少ない円で済むということです。
ちなみに私は学生時代、「数字が多くなるのに安くなる!?」と戸惑い理解することをやめた時があります。。
同じように拒否反応が出てしまう方、
円安=円が弱い=円がたくさん必要!
円高=円が強い=少しの円でOK!
もしくは、もう
数字が上がると(上がるけど)円安
数字が下がると(下がるけど)円高
と覚えてしまってもよいと思います。
(本質的に理解できていない状況なので良くはないですが、そのうちスッとはいってくるときがくるはずです)
円安になるとどうなる?
今がまさに円安のとき。
円安になると、輸入品の価格が上がる傾向があります。
以下に、円安が私たちの生活にどう影響するかを具体的に5つ挙げます。
1.輸入食品の値上がり
輸入食品の値上がり輸入される果物やお肉の価格が上がります。
例えば、以前は1ドル=100円のとき、アメリカ産のオレンジが1個100円で買えたのが、
円安で1ドル=135円になると、同じオレンジが135円になります。
2.ガソリン価格の上昇
ガソリンは主に輸入されています。
円安になると、輸入コストが増えるため、ガソリンの価格が上がります。
例えば、以前は1L100円だったガソリンが、円安で1L135円になることがあります。
3.輸入家電や日用品の値上がり
海外から輸入される家電製品や日用品の価格も上がります。
例えば、海外メーカーのスマートフォンが円安で値上がりし、購入費用が増える可能性があります。
i phoneの値上げがまさにそうですね。
最近はコスメや洋服を個人輸入する人も増えていますが、こちらも影響があります。
4.海外旅行の費用増加
円安になると、海外旅行の際に現地通貨への両替が不利になります。
例えば、1ドル=100円だったのが135円になると、同じ100ドルを手に入れるのに以前より多くの円が必要です。
コロナ禍から円安で、中々海外旅行ができていない人も多いと思います。
我が家も子供を連れていつかは海外旅行をしたいのですが、一体いつ実現できるやら。。
5.留学や海外留学の費用増加
円安になると、海外での学費や生活費が高くなります。
例えば、1年間の留学費用が1万ドルの場合、1ドル=100円だと100万円のところ、
円安で1ドル=135円になると、135万円が必要になります。
また先述のとおり、両替でも多くの円が必要になるので留学中の生活費も高くなります。
将来子供が「留学したい!」と言う可能性も考えて今から貯蓄をしていかないといけません。
円高になるとどうなる?
それでは次に、円高になるとどうなるのか見ていきましょう。
円安の逆ですので繰り返しになりますが、何度も確認することでより理解が深まるかと思います。
さらりと確認してみてください!
1.輸入食品の価格が下がる
円高になると、海外からの輸入食品の価格が下がります。
例えば、1ドル=100円のときにアメリカ産のオレンジが1個100円だったのが、
円高で1ドル=90円になると、同じオレンジが90円になります。
2.ガソリン価格の低下
ガソリンも主に輸入されているため、円高になると輸入コストが下がり、ガソリンの価格も下がります。
例えば、以前は1L100円だったガソリンが、円高で1L90円になることがあります。
3.輸入家電や日用品の価格が下がる
海外から輸入される家電製品や日用品の価格も下がります。
例えば、i phoneなどが円高で値下がりし、購入費用が減る可能性があります。
4.海外旅行の費用が減少
円高になると、海外旅行の際に現地通貨への両替が有利になります。
例えば、1ドル=100円だったのが90円になると、同じ100ドルを手に入れるのに以前より少ない円で済みます。旅行先での買い物や食事がより手軽になります。
5.留学や海外留学の費用が減少
円高になると、海外での学費や生活費が安くなります。
例えば、1年間の留学費用が1万ドルの場合、1ドル=100円だと100万円のところ、
円高で1ドル=90円になると90万円で済みます。
また、現地での生活費も円高の恩恵を受けるため、節約ができます。
円安・円高を理解するための簡単な経済ニュースの読み方
円安・円高に少し興味を持っていただいた方は、是非経済ニュースもチェックしてみてください!
経済ニュースは難しそうに見えるかもしれませんが、
いくつかのポイントを押さえておけば簡単に理解できるようになります。
理解し、家計への影響も考えられると節約にもつながります!
私は普段子育てで忙しいと社会からの疎外感を感じてしまうことがあり、それがストレスになってしまうのですが、ニュースを聞くことで社会とのつながりを感じて平常心を保つようにしています。
ここでは、円安・円高に関連する経済ニュースの読み方を紹介します。
特に今は円安関連のニュースが毎日のように流れてくるので学ぶのにも良い機会です!
為替レートの確認方法
- ニュースの見出しをチェック:新聞やインターネットのニュースサイトで、「円安」「円高」というキーワードが見出しにある記事を探しましょう。これだけでその日の為替レートの動きを知ることができます。
- 為替レートの数値を見る:記事の中に為替レートの数値が出ていることが多いので、「1ドル=○○円」という部分を見つけてみてください。数値が上がっているか下がっているかで、円安・円高の動きを把握できます。
ニュースの内容を簡単に理解する
- 主要なポイントを押さえる:記事全体を読むのが難しい場合は、最初の数段落だけ読んでみましょう。そこには、為替レートの変動がなぜ起こったのか、簡単な理由が書かれていることが多いです。はじめはタイトルだけでも構いません。ヤフーファイナンスのトップページを眺めるだけでも日々行っていると目が慣れてきます。興味のあるタイトルがあったらクリックしてみてください。
- 重要な単語に注目する:例えば、「輸入」「輸出」「物価」「ガソリン価格」など、家計に影響を与える単語に注目すると、どのように影響が出るかが分かりやすくなります。
経済ニュースの具体的な読み方
- 例1:ガソリン価格:ニュースで「円安の影響でガソリン価格が上昇」とあった場合、ガソリンスタンドでの価格が上がる可能性が高いことを意味します。車をよく使う方は、ガソリン代の予算を少し増やす準備をしましょう。
- 例2:輸入食品の価格:ニュースで「円高の影響で輸入食品の価格が低下」とあった場合、スーパーで売られている輸入食品の値段が安くなる可能性があります。お買い得な商品を見つけるチャンスです。
家計への影響を考える
- 円安時の対策:円安になると輸入品やガソリンの価格が上がるため、節約を意識してお買い物をすることが大切です。例えば、国産の食品を選んだり、車の利用を控えたりすることが効果的です。
- 円高時のチャンス:円高になると輸入品が安くなるため、普段は買わない海外ブランドの商品を試してみるのもいいでしょう。また、旅行の計画を立てるタイミングとしても良いです。
ニュースを家族で共有する
- 家族で話し合う:経済ニュースを読んだ後、家族と一緒にその内容を共有し、どう対応するか話し合ってみましょう。お子さんにも簡単に説明してあげることで、家族全員が経済に興味を持つきっかけになります。
- ニュースを生活に役立てる:例えば、「今は円安だから、次の給油は早めにしよう」といった具体的な行動に結びつけると、ニュースの情報が生活に役立ちます。
子供に”円安・円高”を説明する方法
子供に「円安・円高」を説明するのは難しそうに思えるかもしれませんが、身近な例や簡単な言葉を使えば、楽しく理解させることができます。
おもちゃを使って説明する
子供が大好きなおもちゃを使って説明すると、興味を持ちやすくなります。
- 円安の例: 「例えば、君が好きなこのおもちゃがアメリカで1ドルで売っているとするよ。円安になると、1ドルを買うのに100円じゃなくて、もっとたくさんの円、例えば130円が必要になるんだ。だから、このおもちゃを買うためにはたくさんのお金が必要になるよ。」
- 円高の例: 「逆に円高になると、1ドルを買うのに100円じゃなくて、80円くらいで済むんだ。だから、このおもちゃを買うためには少ないお金でいいんだよ。」
身近な買い物で説明する
実際の買い物を例にして説明すると、子供にも理解しやすくなります。
- 円安の例: 「スーパーでアメリカのバナナを買うとき、円安になるとバナナの値段が上がることがあるんだ。例えば、いつもは1本100円で買えるバナナが、円安になると130円くらいになるんだよ。」
- 円高の例: 「逆に円高になると、同じバナナが80円くらいで買えるようになるんだ。だから、お買い物のときに円安と円高を気にするのは大切なんだよ。」
絵を描いて説明する
絵を描くことで、視覚的に理解しやすくなります。
- 円安の絵: 1ドルのおもちゃと、それを買うためにたくさんの円(130円など)を描いて、「円安になると、たくさんのお金が必要だよ」と説明します。
- 円高の絵: 同じおもちゃと、それを買うために少ない円(80円など)を描いて、「円高になると、少ないお金で買えるよ」と説明します。
ゲームを通じて学ぶ
子供は遊びを通して学ぶことが得意です。お店ごっこなどの遊びを取り入れて説明してみましょう。
- お店ごっこ: 「今日はお店ごっこをしよう。円安のときは、おもちゃを買うためにたくさんのお金が必要だよ。円高のときは、少ないお金で買えるよ。どっちが円安でどっちが円高か考えながら遊んでみよう!」
簡単な言葉で説明する
- 円安: 「円安っていうのは、円が弱くなることだよ。おもちゃを買うためにもっとたくさんのお金が必要になるんだ。」
- 円高: 「円高っていうのは、円が強くなることだよ。おもちゃを買うために少ないお金で済むんだ。」
これらの方法を使って、子供に円安と円高を楽しく説明してみてください。
日常生活の中で、円の価値がどのように影響を与えるかを理解することで、経済に対する興味も育まれます。
金融教育は早いに越したことはないと、私は思っています。
最初は理解できなくても、何度も言う事(押し付けではなくて、例えばスーパーでのお買い物のときなど)で当たり前のように身についていくと思っています。
子供への金融教育について語ると膨大になってしまうので、今回はここで終わりにしますね。
ママたちの金融リテラシー向上をサポートしたい!そしてハッピーに子育てをしたい!
いつもそんなことを考えているぬりはるでした!
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